Shirafuji Sake Brewery Company
アメリカ合衆国、ワシントン
富澤酒造は1650年頃に福島県双葉町で創業し、300年以上に渡って繁栄しましたが、2011年の地震と原子力災害によって壊滅的な被害を受けました。日本での復興は厳しい規制のため失敗しましたが、2012年に富澤まり氏がシアトルに縁を感じ、日本人移民の長老の励ましを受けて、家族で言語や文化の壁を乗り越えつつ、酒造りの専門知識を頼りに移住しました。パンデミックで進捗は遅れましたが、シアトルの建築家と提携し、地元の材料を使って新しい酒蔵を建設し、「メイド・イン・シアトル」として再生しました。
この酒蔵ではアメリカ産の酒米を使用することに特に力を入れています。アーカンソー州のイズベル農場で栽培される「酒米の王様」と称される山田錦を選択しました。イズベル農場は日本の稲作技術を採用しており、食用米に加え、ほぼ10種類の酒米を含む高品質の米を生産しています。
富澤酒造にとって、適切な酒米を選ぶことは重要な課題でした。新しく建設した麹室を最大限に活用するためには、シアトルの水や環境に適した米が必要でした。最終的に、発酵品質が優れた山田錦を選びました。
